秋にかかりやすい病気として、以下のものが挙げられます。
喘息
秋になると、日中と朝晩との気温差が大きかったり、気候の変化も大きかったりと、喘息が起こりやすくなります。涼しくなり、過ごしやすい半面、咳が始まる方が多くおられます。風邪は治ったはずなのに、咳が治まらないということはありませんか?そういった症状が数週間続いたら、それは「咳喘息」かも知れません。咳喘息にかかると、一か月以上空咳が続きます。ひどい場合は一年以上続くかたもおられ、喘息に見られる喘鳴や呼吸困難はありません。夜中から明け方に激しい咳が出たり、寒暖の差や喫煙で咳が出やすくなるのが特徴です。喘息の前段階ともいわれていますので、放置せずに正しい治療をする事が重要です。
食中毒
夏に多いがあると思いますが、実は、食中毒の発生が一番多いのは10月だそうです。運動会やバーベキューなど、屋外での食事が増えるので、衛生的ない面からも食中毒が増えるようです。また、理由の一つに、この時期の免疫力低下があげられます。近年の酷暑の影響などで、夏バテを引きずり、体力が低下している人は少なくありません。さらに、気温が低下して気温差にうまく体が対応できず、体調を崩しやすくなります。秋に多く見られる食中毒の原因菌としては、カンピロバクター、腸管出血性大腸菌、サルモネラ、ビブリオ、などがあります。自然毒として、キノコやふぐにも要注意です。
秋バテ
秋の大きな変化と夏の疲れによって、秋バテが引き起こされます。本来、夏に比べると、胃腸のコンディションがよくなる季節だと言われています。夏の影響で胃腸が弱っている方は、胃腸を整える事が先決です。また、乾燥に対することも大切になってきます。鼻やのど、気管支、肺などの呼吸器系や皮膚、粘膜、さらに大腸なども乾燥に弱いと言われています。体力回復と合わせて、乾燥対策も忘れずに行う事が重要です。
ドライアイ
秋の夜長、読書などの影響で、以外と秋に目の病気が多いそうです。涙の分泌量は昼より、夜が少なく、本やパソコン、携帯などをみていると瞬きが少なくなるので、涙が蒸発し水分量が減って、ドライアイになります。
夏と比べて過ごしやすい半面、気温差や紫外線、日照時間などが影響しておこる病気が多いようです。夏の疲れを引きずらない為にも、身体のメンテナンスをかかさないようにご注意ください。